不動車の廃車手続きと必要書類について | 廃車買取のソコカラ

不動車とは？

不動車とは、故障・事故・災害など何らかの原因によって、走行が不可能となった自動車を指します。また、車検が切れてしまい、公道を走れなくなった自動車も不動車となります。不動車は普通の自動車として使用することは不可能ですが、そのまま放置していると各種税金や管理にかかるコストなどが発生します。

例えば車検が通っていなくても、自動車の抹消登録が済んでいない場合には、毎年自動車税の納税義務が発生します。一部の地域では課税が保留となるケースもありますが、自身の地域がそのケースに当てはまるとは限らないうえ、全額免除にもならないため、不動車による負担は大きくなるでしょう。

不動車はスペースや管理費用の問題でも、頭を悩ませます。駐車場を使って管理する場合には、駐車場代の支払いが必要です。自分が保有する土地のスペースに置く場合でも、こまめな手入れが求められるため、手間と時間がかかるでしょう。また、不動車となった自動車を放置していると、価値が時間と共に低下していきます。

廃車になった時点では高く買取された自動車も、時間が経過して年式が古くなるごとに買取価格が下がる可能性があります。そのため不動車となった自動車はなるべく早めに、専門の買取業者に引き取ってもらうのがおすすめです。

不動車を廃車する際の流れ（永久抹消登録の場合）

不動車を廃車にする際には、「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2パターンが考えられます。「永久抹消登録」とは、自動車を解体して再度使用しないことを証明するための手続きです。永久抹消登録をした自動車は、その後公道を走ることはできません。

永久抹消登録で不動車を廃車にする場合には、必要書類を準備したうえで解体業車や廃車買取業者に依頼し、自動車を解体します。その後、管轄の運輸支局や軽自動車検査協会に自動車のナンバープレートと解体報告書を持参します。

窓口では申請書の記入について説明してくれるはずなので、わからないことがあってもその場で質問が可能です。不動車の永久抹消登録の際に必要な書類は、詳しく後述します。

永久抹消登録の際には、自動車の審査・検査といった作業は不要です。そのままの状態で、解体業車や廃車買取業者に引き取ってもらえます。申請書の提出後は「抹消登録証明書」が交付され、受け取ることで手続きは完了します。

不動車の廃車手続き（一時抹消登録の場合）

一時抹消登録とは、自動車の名義のみを抹消する廃車方法です。永久抹消登録のように解体は行わないため、比較的簡単に手続きが可能です。また、一時的な抹消措置となるため、必要に応じて陸運事務所で中古新規登録を行えば、再度自動車を使用できます。

「不動車になってからの使い道が思いつかないけれど、解体するのはもったいない」と感じる場合には、永久抹消登録ではなく一時抹消登録を行って保管するのも1つの方法です。一時抹消登録を行う際には、不動車をどこで保管するのか、どのような方法で管理するのかを事前に決めておくことでスムーズに対応できます。

また、例えば海外への出張や長期の旅行などによって、長い時間自動車を使用しない場合にも、一時抹消登録をすることが検討されます。先の解説通り、不動車でも廃車手続きが済んでいないと、自動車税などの支払いが必要です。使用しない期間の税金を抑えるために、一時抹消登録を選択することが検討されます。

不動車の一時抹消登録は、必要書類を準備して管轄の運輸局に出向き、ナンバープレートを外します。それから必要書類に記入して、窓口に提出します。その後は仮ナンバーを発行してもらえば、そのまま運転して自宅などに保管できます。運転しない場合には、レッカー車を手配して対応します。

不動車を一時抹消登録後に解体にする場合

不動車は一時抹消登録のあとに、解体することも可能です。再度使用することを想定していたけれど、事情が変わった場合には、改めて解体依頼をすることで自動車の処分が行えます。解体方法も永久抹消登録の際と変わらず、解体業車や廃車買取業者に依頼して対応してもらいます。

不動車の一時抹消登録後の解体は、原則として管轄の運輸事務所に解体届出を実施します。「一時抹消登録後の使用済自動車の解体に係わる届出」によると、「解体報告記録がなされたことを知った日から、15日以内に永久抹消登録の申請、または解体に係わる届出を行わなければならない」とされています。

こちらに合わせて必要書類の準備・提出や申請を行い、解体手続きを済ませましょう。提出先は陸運事務所の窓口となり、必要書類と申請書の記入に問題がなければ、そのまま解体手続きは完了します。解体届に必要な書類は、地域によって異なるケースがあるため、事前に陸運事務所に確認するのがおすすめです。

不動車の抹消手続きを委任する場合に必要な書類

不動車を自分で永久抹消登録をする場合に必要な書類

一時抹消登録申請と解体届出をする場合に必要な書類

不動車の解体届出に必要な書類や情報

不動者の廃車手続きに必要な書類は早めにチェックしよう

不動車の廃車手続き時には、多くの書類が必要になります。いずれも普段から見慣れている書類ではないため、スムーズに準備できない可能性も考えられます。そのため不動車を廃車にする際には、手続きの流れと一緒に、必要書類の詳細を早めにチェックしておくのが重要です。

当然ながら不動車の廃車手続き時に必要書類が不足していると、手続きを進められません。せっかくの休日に時間を取ったのに、書類の不備で手続きが頓挫すると、再び時間を作る必要があるでしょう。そういったデメリットを回避するためにも、まずは必要書類を正確に確認し、正しい準備を進めておくのがポイントです。

不動車の廃車手続きの際に必要な書類をチェックするときには、「どんな書類が必要なのか」という点に加えて、「どこで手に入るのか」を確認するのが大切です。必要書類がわかっても、どこで入手できるのかが不明瞭だと、なかなか準備を進められません。

事前に情報収集を実施し、それでもわからないことは廃車買取業者などに相談するのがおすすめです。「ソコカラ」なら廃車手続きの相談に乗るだけでなく、無料で手続きの代行が可能です。コストをかけずに廃車手続きができるので、時間と手間を節約できるでしょう。

また、「ソコカラ」はどんな自動車でも10,000円以上の買取保証をつけた高価買取を実践しています。不動車でもしっかりと査定して買取を行うので、金銭面でプラスの結果を実現可能です。この機会に1度、「ソコカラ」に不動車の廃車についてお気軽にご相談ください。