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教習車を廃車にしても卒検は受かるのか?

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「教習車を廃車にしたら免許取得に影響があるのでは?」と心配される方もいるでしょう。結論から言うと、規模の大小を問わず教習中に事故を起こしたとしても卒業検定の合格は可能です。教習所は運転初心者が通う場所であり、教習中の事故も珍しいものではありません

しかし、教習中の事故の責任は原則として運転者である教習生が負います。事故の程度によっては法令上の罰則を受ける可能性もあるため、教習中も常に安全運転を心掛けることが大切です。

今回は教習中の事故で発生するペナルティについて解説します。

教習車を廃車にしても卒業はできる

冒頭でも説明したように、教習中に教習車を廃車にするような重大事故を起こしたとしても教習所を卒業することは可能です。各教習所で規定のカリキュラムを終了し、卒業検定に合格すれば、免許センターで行われる運転免許本試験の受験資格が得られます。

ただし、自動車の事故は人命に関わることを忘れてはなりません。教習中に重大事故を起こした場合は、同様のミスを繰り返さないよう原因を追究することが大切です。また、自身の運転適性を見直すとともに、以降の車との付き合い方も慎重に判断しましょう。

教習車を廃車にした責任は問われる

仮免許中に指導員が同乗していても、教習中の事故やそれによる廃車の責任は原則として運転者本人が負います。

では、仮免許中の運転は指導員もしくは、免許停止期間は除き3年以上免許を保有している同乗者がいた状態でしか運転できないことを定めていますが、それ以外は通常の運転手と同様の扱いです。[注1]

教習だからと油断していると大きなトラブルに巻き込まれかねません。教習中は常に安全運転を心掛けましょう。

[注1]e:gov:道路交通法

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105

自動車の事故で発生する責任

自動車の事故で加害側の運転者に発生する責任は以下の3つです。

刑事責任

刑法に抵触する過失が認められた場合は、裁判によって加害者に罰金や懲役などの刑罰が科せられます。刑罰の対象となるのは飲酒運転・煽り運転などの悪質行為、もしくは相手方の死傷を伴う事故です。

行政責任

交通違反が認められた場合は運転者には違反点数が加算され、違反内容に応じた罰則金を納めなければなりません。また、点数が一定以上になると免許停止などの行政処分が下されます。

なお、教習所で発行される仮免許にも本免許と同様の違反ルールが適用されます。交通違反が発覚すれば本免許と同条件で点数が加算され、罰則金も納めなければなりません。また、違反点数が一定に達すると仮免許が取り消されてしまいます。

民事責任

事故の加害者は相手方のけがの治療費や車の修繕費を負担しなければなりません。賠償金の負担額は当事者間の過失割合で決まります。過失割合とは、事故の状況から見える責任の割合です。

仮免許所持者に対して過失割合を軽減する決まりはなく、原則として本免許所持者と同じ条件で責任が割り当てられます。

指導員や教習所が責任を問われないケースもある

教習生が起こした事故に対して、同乗した指導員やその雇用主である教習所に責任が及ぶ可能性もゼロではありません。ただし、よそ見や居眠りなど指導員に明確な過失がある場合はその限りではありません。

教習所内の事故でも責任が及ぶ

教習所のコース内で発生した事故であってもその責任は運転者本人にあります。ただし、公道ではない教習コースでは道路交通法が適用されないため、違反点などの行政責任は発生しません。

とは言え、相手方の被害に相応する賠償責任は公道と同様に生じます。実際に教習コース内で人身事故が起きた事例もあるため、気を抜かずに運転しましょう。

教習車を廃車にしたときの費用負担

教習車での事故の責任が運転者にあるとすれば不安になるのは事故の賠償金です。それこそ車が廃車になるような大規模な事故だと、いくらの賠償金が発生するのか見当もつきません。万が一の事態に備え、教習所が加入している保険を必ず確認しておきましょう。

教習車を廃車にしても実費負担は発生しない

「自動車教習所総合補償保険」に加入している教習所であれば、教習中に事故を起こしても賠償金の補償が受けられます。そのほかけがの治療費や生命も補償の対象です。

車が廃車になるような大規模な事故であっても、賠償金や修繕費を保険でカバーできれば教習生に実費負担が及ぶことはありません。ただし、事故の賠償金が保険金額の上限を超えた場合や、そもそも保険が適用されない損害の賠償金は実費負担となる可能性も考えられます。

教習所申込時に保険内容を確認しよう

教習所に申込時に注意すべきことは保険内容の確認です。一般的に、教習所では教習生が安心して車の運転に望めるよう各種保険を完備しています。しかし、加入している保険や保証内容は教習所ごとで異なる点にも注意しましょう。

教習中の事故のリスクを軽減したいのであれば保証内容が充実した教習所を選ぶと安心です。事前に保険の補償内容を確認したうえで、気になるリスクがあればあらかじめ教習所に確認しておくとよいでしょう。

【まとめ】

教習中でも気を抜かずに車を運転しよう

教習中に車を廃車にしてしまっても、それによって卒業検定が受けられなくなるなどのペナルティはありません。また、教習所が加入する保険により、教習者の修繕費や事故の賠償金が請求されることもありません。

しかし、車の運転は人命にも関わります。教習中でも事故を起こさぬよう集中して運転することが大切です。


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この記事を書いた人

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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