廃車にすると自賠責保険が返ってくる?

廃車にして自賠責保険の解約返戻金をもらうためには、自賠責保険の解約手続きを行う必要があります。
以下では、自賠責保険の解約に必要な書類、手続き方法、自賠責保険解約後に返ってくる解約返戻金の計算方法について解説していきます。
目次
自賠責保険解約のために必要なこと必要な書類
自賠責保険を解約するためには必要な書類を用意し保険会社で手続きを行う必要があります。
以下では廃車後に自賠責保険を解約するために必要な書類を解説していきます。
廃車の公的証明書は必須
自賠責保険を解約するためには廃車の抹消登録が必要です。なぜなら、自賠責保険は強制加入が義務づけられている保険であり、廃車になっていないのに自賠責保険を解約すると道路交通法違反になってしまうからです。
廃車の公的証明書を得るには抹消登録が必須
自賠責保険を解約するためには抹消登録が必須です。以下に、自賠責保険の解約に必要な書類と手続きの場所をまとめましたので参考にしてください。
[注1]損保ジャパン,「自動車の廃車が確認できる書類」,https://www.sompo-japan.co.jp/kinsurance/automobile/jibaiseki/step/pop1/ ,(参照2022-01-28)
抹消手続きが完了し、書類がそろったら、自賠責保険証に記載されている保険会社での手続きに進みます。
廃車の公的証明書以外の必要書類を解説
自賠責保険を解約するには、抹消登録後に自賠責保険書に記載されている保険会社での手続きが必要です。以下には廃車の公的証明書以外の必要書類をまとめて解説していきます。
●自賠責保険証明書
自賠責保険証明書は原本である必要があります。
原本がない場合は、再交付の手続きが別途必要です。
●廃車の後にナンバープレートを返却したと示す書類のコピー
(いわゆる抹消証明書)
●身分証明書
(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
●自賠責保険加入者本人の銀行口座
自賠責保険料を保険会社に返金してもらう際に必要になります。
●認印
書類に認印が必要な場合があります。
●ステッカー
ステッカーは、車検を受けていない125㏄を超え250cc以下のバイク
や原動機付自転車などの場合必要になります。
※解約日から保険の終了期間が1ヶ月未満の場合、返戻金がなしになることがありますので注意が必要です。
自賠責保険を解約するための手続きの流れは?
自賠責保険を解約するための必要書類が整ったら後は手続きのみで、自賠責保険料が返ってきます。
以下では自賠責保険を解約するための手続きの流れを解説していきます。
自動車損害賠償責任保険承認請求書を用意する
自動車損害賠償責任保険承認請求書は、解約手続きに必要になるので、自賠責保険を契約した保険会社のホームページから入手し印刷・記入、または、保険会社へ出向き必要事項を記入後、押印、必要書類がそろっていれば提出できます。
保険会社へ書類を郵送する
郵送の場合、保険会社へ必要書類を郵送するための時間がかかります。
また、不備があった場合は、不備の訂正にかかる往復の郵送に伴い、自賠責保険解約の日付もずれ込む場合もあります。その結果、還付金が減っていく可能性があるので注意が必要です。
必要書類を保険会社に直接郵送することで自賠責保険の解約が可能です。ですが、郵送で保険会社に直接書類を送る際は専用封筒を用いるなどの決まりがある場合もあるので、ホームページを確認するか、または、直接、電話で問い合せし、確認しながら郵送しましょう。
廃車にすると自賠責保険の解約返戻金はどのくらい戻ってくるのか?
自賠責保険を解約後、解約返戻金が還付されますが、この金額はお住まいの地域や保険期間・車検期間によって細かく変動します。
また、自賠責保険料自体も改訂されることもあります。自賠責保険に入ったタイミングによっても金額に差異があります。
それぞれの地域や条件における自賠責保険料の還付金は、自賠責保険を取り扱うサイトなどで掲載されていますので、参考にしてください。
【まとめ】
書類の不備をなくして還付金を受け取ろう
廃車によって自賠責保険を解約することで、解約返戻金が還付されます。
そのためには、必要書類を用意して保険会社に提出する必要があります。
還付金は月で割った金額が算出されるため、書類に不備があり月をまたいでしまうと、当初よりも金額が低くなる可能性があります。
また、解約申し込みのタイミングや車検期間、地域などの条件で、還付金に変動がありますので注意が必要です。
そのため必要書類や自分の車の加入状況を把握しておくことが大切です。
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