廃車の自動車税の還付計算について 時期や排気量によって額は異なる?

使わなくなった普通車を廃車にした場合には、自動車税の還付を受けられますが、廃車にした時期や車の排気量により、戻ってくる額は異なります。
今回は、廃車の自動車税の還付金を受け取れる条件を確認し、廃車した場合の自動車税の還付金の計算式や還付を受ける際の注意点などを紹介していきます。
目次
普通車の廃車の自動車税の還付金を受け取れる条件
廃車登録を運輸支局で行うことで、その時点で払いすぎとなる自動車税の還付が受けられます。自動車税は都道府県税の1種であるため、それらの取り扱いは各都道府県の税事務所が行っています。
廃車の自動車税の還付金を受け取るには、次の2つの条件を満たす必要があります。
廃車した普通車の自動車税の還付金を受け取る条件2つ
- 廃車する自動車の抹消登録をしていること
- 自動車税を滞納なく納付していること
廃車する自動車の抹消登録をしていること
自動車税の還付金を受け取るには、廃車する自動車の抹消登録を行う必要があります。
抹消登録には、永久にその車のナンバーを抹消し、公道を走れないようにする永久抹消登録と、長期出張などで一時的に登録を抹消する一時抹消登録があり、運輸支局で手続きを行います。
自動車税を滞納なく納付していること
自動車税を納付している点も、還付金を受け取るための条件です。
滞納している場合は、その自動車税を納めないと手続きできない可能性があるので注意しましょう。
廃車の自動車税の還付額計算式
廃車の自動車税の還付額は、すでに納付した自動車税の額から車検残存期間分を分割計算すると求められます。
具体的には、以下の計算式にて求められます。
自動車税の還付額は車の排気量で異なる
自動車税は車の排気量別に税額が決定されているため、還付される税額も車の排気量により異なります。
同じ車種でも、排気量により還付される税額が変わってくるため、注意しましょう。
排気量別の自動車税については、各都道府県のホームページに早見表が掲載されているので、チェックしてみてください。
廃車の自動車税の還付を受ける際の注意点
廃車の自動車税の還付を受ける際には、次の2つの点に注意する必要があります。
廃車の自動車税の還付を受ける際の注意点2つ
- 3月中の廃車は還付金の受け取りができない
- 4月1日以降に廃車をした場合には当年度分の自動車税を支払う必要がある
3月中の廃車は還付金の受け取りができない
3月中に廃車手続きをした場合には、還付金の受け取りはできません。
基本的に、自動車税は3月を満期としているため、3月中の廃車では還付金が受け取れない点をおさえておきましょう。
4月1日以降に廃車をした場合には当年度分の自動車税を支払う必要がある
4月1日以降に廃車手続きをした場合、いったんは一括で1年分の自動車税を支払わなければなりません。
その後、還付手続きをすれば、抹消手続き完了の翌月以降の自動車税は還付されるので、なるべく早めに手続きをするようにしましょう。
廃車の自動車税の還付金を受け取る方法
廃車の自動車税の還付金を受け取るには、次の2つの方法があります。
廃車の自動車税の還付金を受け取る方法2つ
- 金融機関で手続きして還付金を受け取る
- 廃車買取業者に手続きを依頼する
金融機関で手続きして還付金を受け取る
廃車の自動車税還付の手続きを自分で行うためには、金融機関で手続きをする必要があります。
抹消登録手続き完了後に郵送される送金支払通知書もしくは振替払出証書と印鑑、身分証明書を持参し、銀行や郵便局の窓口で換金してもらいましょう。
還付通知書の有効期限は発行日から1年間となっているため、忘れずに手続きを行いましょう。
廃車買取業者に手続きを依頼する
廃車の自動車税還付を受ける際、手続きの時間をとれない場合には、廃車買取業者に手続きの代行を依頼できます。
自動車税の還付金だけでなく、廃車買取をしてもらった代金をまとめて受け取れるので、面倒な手続きを避けたい場合にはおすすめです。
【まとめ】
廃車をした場合には自動車税の還付金受け取り手続きを忘れずに
廃車をした際には、自動車税の還付金の受け取りを忘れないよう、きちんと手続きを行いましょう。
ただし、還付金を受け取るには、廃車する自動車の抹消登録をしていることと、自動車税を滞納なく納付していることが条件です。
どれくらいの還付金が受け取れるかについては、今回紹介した廃車の自動車税の還付額計算式を参考に計算してみるとよいでしょう。
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