2020.08.31

車は何年乗れる?何km走れる?車の走行距離や寿命を考えてみた

車の寿命は?

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今の車に乗ってそろそろ10年近く経つ、あるいは、走行距離が10万kmに到達しそう…というとき、「そろそろ買い替えた方が良いのかな」と思い始める方も多いと思います。

しかし、車は決して安い買い物ではないため、大きな不具合や故障がなければもったいない気もして、なかなか買い替えを決断できませんよね。 

そもそも、「10年超えたら・10万km走ったら」本当に車の寿命なのでしょうか?
判断するのはなかなか難しいところですが、ポイントとなる要素はいくつかあります。

この記事では、車を乗り替えるべきか、乗り続けるべきかの判断ポイントをいくつかご紹介します。

車の寿命は使用年数で考えるべきか?走行距離で考えるべきか?

「10年乗り続けた車、または10万km以上走り続けた車」は、車の寿命を示す一般的な基準と言われています。
では、なぜ「10年」や「10万km」が目安とされているのでしょうか。
使用年数と走行距離、それぞれの観点から整理してみたいと思います。

車は10年程度で乗り換える人が多い

車の使用年数のみを見た場合、長くとも10年程で乗り換える方が多いようです。これは、一般財団法人自動車検査登録情報協会が行った「2020年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均車齢(初度登録してからの経過年の平均)が8.72年」という統計調査の結果からも見て取れます。
なぜ「10年」という基準があるのでしょうか?それは、使用年数が10年を経過した頃には、2つの問題に直面する車が多いことが要因だと考えられます。

1.交換できる純正パーツの在庫がなくなっていく

車に搭載されているパーツは、法律により10年は在庫としてストックしておくよう各メーカーに義務付けられています。しかし、10年経過するとストックしておく必要がなくなりますので、新たに生産されず、流通数が徐々に減少していき、最終的にはパーツが手に入らない状況になってしまうのです。

そのような状況に加えて、パーツの多くが10年程度での交換を推奨されています。他車種にも使われている汎用部品であれば交換が可能ですが、専用部品の場合は交換や修理が難しくなってしまうので、10年以上経った車は必然的に買い替えを検討するケースが増えていくのです。

2.維持費が高くなる

車を所有していると毎年「自動車税(自動車種別割)」の支払い義務が課せられます。また、車両重量によって定められている「自動車重量税」も車検時に支払わなければなりません。

このふたつの税金は、車の使用年数が11年・13年を超えるとそれまでに比べて割高になるケースがあります。(※税金が割高になるタイミングは軽自動車・普通自動車によって異なります)

理由としては、地球環境保全の観点から、環境負荷が高い自動車には税金を課し、反対に環境に配慮した車は税金を優遇するというルールが設けられたためです。

使用年数が13年を超えても増税されない電気自動車やハイブリッドカーといったエコカーではなく、一般的なガソリン車に乗っている場合は、税金が上がる前のタイミングでの乗り換えが検討されるのです。

他にも、

・平成7年以前は、10年以上経過した車は1年に1回車検を行わなければならなかった名残り
・減価償却期間により普通車は6年、軽自動車は4年と決められている法定耐用年数のイメージ

というような理由も10年を基準とする要因になっているかもしれません。

車の走行距離の限界は10万km?

今度は走行距離を基準に考えてみましょう。
一般的に車の走行距離は10万kmを目安として、走りすぎなのかそうでないのかを判断する傾向にありますが、もう少し細かく見ていくと別の判断軸も存在します。

総走行距離が10万kmを超えると”過走行車”

車にも「これ以上は走りすぎ」と言われる基準があります。その目安が「1年で1万kmを超えた場合」です。そして、走行距離が10万㎞を超えるとエンジン周りにトラブルが起きやすくなるとも言われています。これは、「タイミングベルト」という部品が10万㎞程度で劣化することが一つの理由です。どんな車も使いすぎれば劣化が早まってしまいます。走行距離はその使いこみ具合を測る一つの指標となっているのです。

ただし、「それなら5年で1,000kmだったら良いのか」というと、そうでもありません。
車は定期的に動かすことで本来の機能を果たすことができるものです。走らせずにずっと車庫に眠ったままだと、過走行車とはまた別の不具合が出てきますので要注意です。

10万kmを超えると売却するときの査定額が下がる

日本では、理由はともかくとして「10年・10万km」という基準が浸透しているため、10万km走った車に対してネガティブなイメージを持たれており、走行距離がそれ以上だと中古車市場でもなかなか買い手が現れません。

したがって、車の売却を検討している際に買取業者へ査定に出しても、査定額が想定を下回るケースがたくさん出てくるのです。
車の買い替え時に売却や下取りを考えている方は、10万kmを超える前に手放した方がお得です。

適切にメンテナンスを続ければ10年以上・10万km以上走れる

さて、ここまで「10年・10万km」という目安の理由についてご紹介してきましたが、その根拠をひとつひとつ見ていくと、「10年・10万km」を超えたら本当に寿命なのかというと、案外そうではないということがご理解いただけたのではないでしょうか。

さらに言うと、適切なタイミングで適切なメンテナンスを行っている車は、10年を超えても乗り続けることは可能です。

予防を目的としたメンテナンスを行う

メンテナンスの中でもエンジンオイルとオイルフィルターの交換は重要です。車の寿命を伸ばし良い状態に保つためにも定期的にチェックしましょう。

定期的なエンジンオイルの交換

エンジンの摩擦を軽減するための潤滑油の役割を担っているのがエンジンオイルです。その交換目安は「走行距離5,000km」または「半年に1回」。つまり5,000㎞走っていない車でも半年に1回交換するべきとされています。エンジンオイルは空気に触れると劣化してしまいます。劣化が進み古くなってしまうとエンジンの故障に繋がるため、推奨期間での交換をおすすめします。

定期的なオイルフィルターの交換

オイルフィルターはエンジンオイルに含まれる不純物を取り除く役割があり、エンジンオイルをきれいに保つためには必須な部品です。オイルフィルターの交換目安は「エンジンオイル交換の2回に1回」もしくは「1年に1回」とされています。

海外では20万kmを超えて走る車も

ちなみに海外では10年以上使用した車であっても、あるいは10万km以上走った車であっても、メンテナンスを行い乗り続ける風潮があります。特に日本車は人気が高く、10年・10万kmを超えた中古車でも買いたいと思う方はたくさんいます。

もし車を手放すことになったとしても、海外での需要は高いので、ただ廃車するのではなく、海外への販路を持っている業者に売却を依頼してみると思わぬ査定額が出る可能性もあります。

修理費用と買い替え費用を天秤にかけることになる

もしも、10年あるいは10万km以上走っている車を修理するとなると、その時の修理費用と買い替えにかかる費用を比較検討することになるでしょう。

例えば、10年乗り続けた車のエンジンが故障してしまった場合を考えてみます。エンジンは非常に重要なパーツで、エンジン本体も、またエンジンを交換する際の工賃も非常に高額になる傾向があります。場合によっては100万円もの修理費用になってしまう可能性もあり得ます。
もし仮に修理費用が全部で100万円かかる場合の選択肢としては、

1.100万円をかけて修理する
2.100万円以内で買える中古車を購入する
3.車買取業者やディーラーに相談し、買取(下取り)金額を次に車を買う時の費用に充てる

大まかにこのようなパターンが考えられます。
しかし、車に対する思い入れは人それぞれですし、次に乗りたいと思える車を見つけられるかによっても決断は大きく変わってくるでしょう。
つまり、車の本当の寿命は所有者の決断によっても左右されるのです。

車の寿命はケースバイケース。安全性も重視しよう

車の寿命は様々な要因から決まりますので、一概に「10年・10万km」以上が限界であるとはいえません。長く乗り続けるためのメンテナンスを適切に行っていれば、「10年・10万km」を超えても乗り続けることも十分可能です。

しかし、いつか必ず車を手放すかどうかの判断をしなければならない時がやってきます。自分の気持ちを優先するのか、経済的な観点で決断するのか、安全性を考慮するのかは状況によって大きく変わってくるでしょう。その時は、自分が最も後悔しない、かつ安全性が高い方法を選ぶことをおすすめします。

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この記事の監修者

澤井 勝樹

「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。

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