10年以上使用しても、まだまだ価値あるメーカー別国産車エンジン5選

日本国内では購入してから10年以上経過した車や走行距離が10万km以上の車は、中古車としての需要が極端に低くなるといわれています。
その上事故や災害により損傷を受けてしまったら、「廃車にするしかないか…」と考える方も多いかと思います。
しかしまだパーツそのものに価値を持つ場合もあるのです。
本記事では、その中でも車の構造上一番重要な部品であるエンジンにフォーカスしてご紹介いたします。
【トヨタ】 JZ系エンジン

製造期間:平成2年~平成19年まで
《このエンジンを搭載している車》
スープラ、アリスト、ソアラ、マークⅡ、チェイサー、クラウンなど
このエンジンには2.5リッターの1JZと、3リッターの2JZの2タイプがあり、それぞれにパワーが出るターボモデルがあります。
特に3リッターターボエンジンを搭載した『ス―プラ』はアメリカ映画のカーアクションで人気に火がつき、今もなおアメリカなどを中心に人気です。
【ニッサン】 RB系エンジン

製造期間:昭和59年~平成16年まで
《このエンジンを搭載している車》
スカイライン、ローレルなど
RB26DETTというニッサンが世界に誇る、レースに勝つために作られたハイパワーエンジンの代表格。
このエンジンを積んだ『スカイラインGT-R』は数々の国内レースや海外レースで輝かしい実績を収め、日本のみならず日本車のスポーツカーが大好きな海外のマニアからも絶大な支持を得ています。
【ホンダ】 B型エンジン

製造期間:昭和60年~平成14年まで
《このエンジンを搭載している車》
シビック、インテグラなど
このエンジンには様々なバリエーションがありますが、B16A&B16B、そしてB18Cが国内小排気量車レースのカテゴリーで無敵を誇った時期が長いため、海外、特に近年では東アジア・東南アジアでの人気が高まっています。
【三菱】 4G63型エンジン

製造期間:昭和54年~平成18年まで
《このエンジンを搭載している車》
ランサーエボリューションシリーズ(Ⅰ~Ⅸ MRまで)
このエンジンの歴史は長いのですが、有名になったのはエボリューションシリーズの発売後、4G63型エンジンを搭載してWRC(世界ラリー選手権)に出場して勝つようになってからです。
エンジンの耐久性も高くパワーもあり、車そのものもさることながらエンジン単体としての需要も大きいです。
世界中で知名度がありますが、こちらも近年はアジア圏での人気が高いです。
【スバル】 EJ20型エンジン

製造期間:平成元年~現在
《このエンジンを搭載している車》
インプレッサWRX、レガシィシリーズ、エクシーガ、フォレスターなど
三菱と同じく、スバルがモータースポーツ、とりわけWRCで勝つために長い期間をかけて熟成に熟成を重ねたハイパワー・ハイパフォーマンスエンジン。
20年以上もの間、様々な改良を重ね円熟したエンジンは、ターボモデルを中心に海外でも大人気です。
今後も生産が継続される予定となっており、国産では希少なハイパフォーマンスエンジンと言えます。
まとめ
これらの車は購入してから10年以上経過している、または10万km以上走行している場合でも、エンジン本体の損傷がなければ価値が残っている可能性が高いです。
車検証の「原動機(=エンジン)の型式」の欄に、今回ご紹介したものと同じ型式が記載されていれば、廃車する前に一度査定に出してみることをお勧めいたします。
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