2020.11.02

CVT車ってどんな車?特徴とメリットを解説

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日本の道路にピッタリなCVTは多くの車に搭載され、国内で普及が進んでいます。

この記事では、CVT車の特徴や、メリット・デメリットをAT車との違いを比較しながら解説していきます。

CVT車の2つの特徴

CVT車の特徴を2つ紹介いたします。

1. CVT車は変速にギアを使わない

CVTとは「コンティニュアス・ヴァリアブル・トランスミッション」の略で、「連続可変トランスミッション」もしくは「無段変速機」という意味です。

CVT車はAT車と同様に自動で変速し、運転操作も同じですが、変速の仕組みがまったく異なります。

AT車とは

AT車はトランスミッションの中にギア(歯車)があり、アクセルを踏むだけでギアの組み合わせをコンピューターで自動で切り替えられるようになっています。

CVT車とは

CVT車はそもそもギアが存在しません。

ベルトやチェーンと組み合わさった2つの滑車(プーリー)の摺動位置(実際上の直径)を変える事で、変速比をシームレスに変化させます。ギアを変更する必要もないため、AT車で起こるような変速時のタイムラグがなくスムーズな加速や走行ができます。

CVTには

  • ベルト式
  • チェーン式
  • トロイダル式

など構造の違いによって複数タイプに分かれますが、広く普及しているのは金属ベルト式です。

2つのプーリー(滑車)と、それを結ぶ金属製ベルトのはたらきで変速を行っています。

2つのプーリーはそれぞれ入力と出力の役割を果たし、入力側はエンジンと、出力側は車輪とつながっています。

プーリーは円錐状となっており、ベルトの位置が変わることで円周の長さが変動し、同時に回転速度も変化する仕組みです。

入力側と出力側の双方における回転速度の違いによって、MT車やAT車における「ギア比」となり、その組み合わせで加速や減速を可能にしています。

ベルトの位置は油圧で変わるので、AT車でギアを変える際のようなショックおよびタイムラグが発生しません。

ベルト式のほかのタイプの特徴は以下のとおりです。

  • チェーン式:ベルトの代わりにチェーンを使う
  • トロイダル式:2つのプーリーの間に「パワーローラー」と呼ばれるコマを挟んで接地面の角度を調節しながら変速する

2. CVT車にはクリープ現象がない

CVT車には基本的にクリープ現象がありません。

クリープ現象とは、エンジンがかかっていて、セレクトレバーがDの位置にあると動力がつながった状態になり、アクセルペダルを踏まなくても車がゆっくりと動き出す現象です。

クリープ現象は[駐車時や渋滞中など低速の移動の際に便利なため、多くの人がクリープ現象のある車に慣れています。

逆にクリープ現象がないと不便だという声もあるので、メーカーによってはCVT車でも意図的にクリープ現象を起こすようにしている場合もあります。

CVT車の3つのメリット

CVT車のメリットを3つ紹介します。

1. 燃費がよい

CVT車はエンジンの回転を無駄なく車輪に伝えられるので、燃費がよくなります。

高速道路や坂道などの道路状況に応じて、エンジンの特性上効率が最もよい回転数を選べます。

2. 変速がスムーズ

CVT車は従来のAT車と比べスムーズに無変換での変速ができます。

変速にギアを使わず油圧でベルトを動かすため、速度を変えてもタイムラグや不快感を持ちにくくなっています。

日本は信号が多いうえに都市部では渋滞が頻発し、そのたびに加速と減速を繰り返します。

CVTは欧州で生まれた技術ですが、変速がスムーズなCVT車は日本の道路事情と相性がよいため、欧州より日本で広く普及してきました。

3. 基本的にはメンテナンス不要

CVT車は基本的にメンテナンスが不要な構造に作られていますので、ほとんどのメーカーで無交換が推奨されています。

しかし、下記のような場合は各消耗部品の交換が必要となることがあります。

CVT車の2つのデメリット

CVT車のデメリットを2つ紹介します。

1. 低速と高速の走行では燃費が悪くなる

CVT車ではベルトがプーリーの内側に来るほど回転が小さくなるため、滑りやすくなったり摩擦が大きくなったりすることがあります。

そのため、低速や高速の走行ではかえって燃費が悪くなってしまいます。

2. AT車に比べると故障しやすい

日本の地形や交通事情と相性がよいCVT車ですが、AT車に比べると故障しやすい傾向にあります。

CVT車はベルトとプーリーが摩擦しているので、正常に走っていても小さな金属音が発生します。

走行距離が長くなって摩耗が進むと、不快なくらいの異音を発生させてしまうことがあります。

CVTの特徴を理解し、自分の走り方に合う車を選びましょう

AT車とCVT車は、普段の走り方によってそれぞれの適正があります。

あまり高速道路を走らず、街乗りが中心で加速と減速を繰り返すのであれば、変速が滑らかなCVT車が向いています。

逆に、普段高速道路を走る機会が多い方ならAT車がおすすめです。自分の走るスタイルによって、特徴を活かせる車を選んでみてください。

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この記事の監修者

澤井 勝樹

「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。

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