2020.11.18

AT免許の限定解除とは?解除方法とメリット・費用などを解説

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AT免許の限定解除とは、オートマティック車だけでなくマニュアル車にも乗れるように免許の制限を解除する手続きのことです。AT免許の所有者であれば、比較的簡単な手続きでAT限定を解除し、好きな車に乗れるようになります。しかし、AT免許の限定解除はタダではありませんので、マニュアル車に乗る予定がなければ、わざわざ限定解除する必要はないでしょう。

そこで今回はAT免許の限定解除とは何なのか、どこに行けば限定解除できるのか、限定解除をするとどういったメリットがあるのかを解説します。

ATの限定解除とはマニュアル車にも乗れるようにすること

AT免許の限定解除とは、「運転できるのはオートマティック車だけ」という運転免許証に記載されている限定条件を解除することです。

AT免許の所有者はオートマティック車しか運転することができない

運転免許を取得する際にAT限定を選んだ人は、AT、つまりオートマティック車しか運転することができません。なぜなら、オートマティック車とマニュアル車では必要な運転技術に違いがあるからです。

オートマティック車の場合、車のギアはレバーを操作するだけで変更することができます。そのため、運転席の足元にはアクセルとブレーキしかありません。しかし、マニュアル車の場合、ギアチェンジをする際に「クラッチ」というペダルの操作が必要です。クラッチを扱う技術を習っていないとギアをうまく変更することができず、エンストしてしまいます。

AT限定の運転免許だとこういったクラッチの技術を習わないので、マニュアル車を運転できないように制限されているのです。

限定解除することでマニュアル車に乗れるようになる

AT限定免許もMTの免許も、「クラッチ操作が必要かどうか」という点以外は大きな違いがありません。そのため、AT限定で免許を取った人でも、「クラッチの操作ができる」ことを証明して限定解除をすれば、マニュアル車を運転できるようになります。旧車やスポーツカー等、マニュアル車しかない車を運転できるのは、限定解除をする大きなメリットです。

なお、AT免許所有者による限定解除は、免許さえ持っていればいつでも挑戦できます。限定解除をする際に費用はかかりますが、AT免許を限定解除したからといって、免許の更新にお金がかかるようになるといったデメリットはありません。

AT免許の限定解除をする方法は教習所通いか一発試験のどちらか

AT免許を限定解除する方法は、「教習所に通って必要な講習を受ける」か「運転免許センターで一発試験を受ける」かのどちらかです。たとえ、私有地でマニュアル車の運転練習をしてクラッチ操作ができるようになっていたとしても、正式な手順を踏んでいない限り、限定解除はできません。

教習所通いと一発試験、どちらにもメリットとデメリットがあるので両者の違いを知っておきましょう。

自動車教習所で4時限の講習を受ければ限定解除できる

AT免許の限定解除は、自動車教習所に通えば実現できます。マニュアル車ならではの知識と技術が必要なカリキュラムは、クラッチペダルの踏み方や戻し方、坂道発進の方法等を含む実技の4時限です。[注1]1時限あたり1時間の講習が必要になるため、計4時間の講習の後に場内審査を受け、合格証明書を出してもらえば、運転免許センターで限定解除することができます。

ただし、道路交通法の関係上、基本的には1日に2時間までしか実技の講習を受けることができません。1日ですべての講習を受けることはできないので、「1日目に2時限、2日目に2時限、3日目に場内審査」といった流れで最低でも3日は教習所へ通う必要があります。講習の合格を取ることができず、補習を受けることになれば、さらに時間が必要です。AT免許の限定解除自体に5万円前後かかり、補習一回につき5,000円ほどの追加費用も必要なので、一度で合格できるように限定解除の講習は真面目に受けましょう。

運転免許センターの限定解除審査を受けるという手もある

クラッチの操作に自信がある、教習所に通っている暇がないといった場合は、運転免許センターで直接限定解除審査を受けることもできます。講習を受けていなくても、審査に合格すれば限定解除できるので、時間を重視する人にはおすすめの手段です。

なお、限定解除審査を受けるための費用は、受験料と試験用の車を借りる費用を合わせても3,000円ほどとなっています。

ただし、AT免許の所有者はそもそも限定解除に必要なクラッチの操作について教わっていないため、多くの場合いきなり試験に挑んでも中々合格できません。試験に落ちたら再申し込みと再試験が必要になるため、想像以上にお金がかかってしまう場合もあります。

また、運転免許センターでの試験は、警察官が試験官として助手席に乗るため、審査自体も厳しめです。道路交通法をしっかりと守った実技ができないと合格しないので、免許を取ってから時間がたっている場合は教習所に通ったほうが良いでしょう。

[注1]警察庁:指定自動車教習所の教習の標準について[pdf]

https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/menkyo/menkyo20200527_008.pdf

【まとめ】

マニュアル車に興味があるなら限定解除を考えよう

オートマティック車しか運転できない人でも、自動車教習所で4時限の講習を受けたり、運転免許センターで試験を受けたりすれば、ATのみという限定条件を解除してマニュアル車を運転できるようになります。ただ、講習の受講と一発試験には、それぞれのメリットとデメリットがあるため、注意が必要です。限定解除をするときは、教習所通いと一発試験、どちらが自分に合っているかを考えたうえで挑戦することをおすすめします。

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この記事の監修者

浅野 悠

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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