2022.08.02

廃車の保管場所・置き場について 日本の廃車置き場事情を解説

廃車置き場

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廃車の保管場所や置き場に大量の廃車が置かれている風景を見たことがある人も多いでしょう。廃車置き場なのに、まだ乗れそうなきれいな状態の車が置かれていて不思議に感じたことがある人もいるかもしれません。

一体、廃車置き場とはどのような場所なのでしょうか。

この記事では、廃車の定義や手続き、日本における廃車置き場事情などを説明しながら、廃車の保管場所や置き場について詳しく解説します。

廃車の保管場所・置き場にはいろいろな廃車が集められる

日本全国にある廃車の保管場所や廃車置き場には、外装がボロボロになった車からまだ走行できそうな程度のいい車までさまざまな車が集められています。
これらはすべて「廃車」であり、廃車には定義があってこの定義に当てはまっていれば状態は関係ありません。

それでは、廃車の定義と実際の廃車置き場の事情を紹介します。

廃車とは

廃車とは「自動車の所有者が抹消登録手続きをした車」を指します。
つまり、人における「戸籍」のような「車籍」を抹消することで廃車となるのです。

廃車の多くは、古くて見た目がボロボロになった車や故障で動かなくなった車ですが、抹消登録手続きをした車であれば、完全に整備されたきれいな車でも廃車として扱われます。

正式な書類の提出をもって抹消登録手続き、廃車扱いとなるため、手続きをしていなければいくら「故障で動かない」「大破した」「車検切れ」「スクラップにした」場合でも今まで通り自動車税を払い続ける必要があるので注意しましょう。

また、抹消登録に関しては、一定期間のみ車の登録を抹消する「一時抹消登録」と今後車に乗らない場合に登録する「永久抹消登録」の2種類があります。

日本の廃車置き場事情

日本の廃車置き場にはまだ乗れそうな車がたくさん廃棄されているため、驚く外国人が多いそうです。
一般的に日本では走行距離や年式などが重視されることもあって、新車を購入して5~10年くらい経過すると廃棄してまた新車に買い換える人も多いのではないでしょうか。

海外では一度購入した車は長い間乗り続ける人が多く、車の保有年数に対する考え方が日本とは異なります。
例えばアメリカにおいては製造後25年たった車はクラシックカーとして輸入できるルールがあり、1980~1990年代の国産車が高値で取引され、ビンテージカーとして人気を博しています。

日本ではすぐに車を廃車にして買い換えることが多く、一見もったいないように感じられますが、これには理由があります。
日本国内において、中古車の取引価格は古くなればなるほど安くなってしまうため、価値が高いうちに早く売却する必要があります。

また、故障などで修理や部品交換をしようとすると、案外高額になるので「これなら買い替えた方が安い」と考えて廃車にしてしまう人も少なくありません。

さらに日本ならではの制度として、燃費や排ガス性能が良い「環境にやさしい車」の購入を促す「CEV補助金」や「エコカー減税」といった優遇措置があります。
このため、今の車に乗り続けるより対象の車に乗り換えた方がお得になると考える人が増えている現状です。

廃車の保管場所・置き場にある車の今後

廃車置き場に置かれている廃車は、このまま放置されたり増えていったりするわけではありません。
最終的な処理に至るまであくまで一時的に保管されているだけです。

廃車置き場に保管されている廃車は、主に下記のような処理が行われています。

解体されて部品は販売・流通される

廃車置き場にある廃車には、大破してしまっているものや見た目はきれいでも走行は難しいものなどさまざまありますが、ほとんどの車の中に残っているパーツは使用が可能です。

解体業者が廃車を解体してこういったパーツを取り外して販売、国内のみならず海外においても流通されています。

スクラップされてリサイクルに

分解しても部品が取れないような廃車に関しては、スクラップされてリサイクルされています。
車の大半は金属でできているため、金属原料として新しい車の一部などに再利用されています。

海外へ販売される

きれいで価値が高い中古の国産車はそのまま海外へ販売されることもあります。
安全性能に優れているといった理由で海外での日本車の需要は非常に高いです。

年式が古いなどの理由で国内では通常の中古車としての価値しかなくても、海外では高値での取引が可能な場合が多いのです。

置き場にある廃車は譲ってもらえる?

廃車置き場にある廃車を、基本的に個人が手に入れることはできません。
前述の通り、廃車置き場は、あくまで車体や部品、金属原料の流通販売のために業者が廃車を一時保管している場所であって、ゴミ捨て場のような場所ではないのです。

廃車を廃車置き場から勝手に持ち出すと窃盗罪になってしまうので、注意しましょう。

廃車を手に入れたい場合は、ネットオークションを利用する方法があります。
また、廃車買取業者と交渉してみる、友人・知人から譲り受けるといったことも検討してみてはいかがでしょうか。

【まとめ】

廃車置き場にある廃車は一定期間保管された後にいくつかの方法で処理される

廃車置き場に関する事情についてご理解いただけましたでしょうか。

車所有の認識の違いもあって海外の人から見ればお宝の山に見える日本の廃車置き場ですが、ここに置かれているさまざまな状態の廃車は、すべて業者が再販売するために一時的に置かれているものです。

勝手に持ち出すことは犯罪行為に当たるため、廃車を手に入れたい場合は他の方法を利用してみましょう。


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この記事の監修者

浅野 悠

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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