廃車するのにかかる費用の相場一覧

個人で廃車手続きを行うと、解体費用やレッカー費用など、多くの手間とコストが発生します。
この記事では、個人やディーラーなどで廃車をする費用相場を紹介した上で、廃車の手間とコストを抑える方法を解説します。(各相場は2022年1月3日現在の情報です。)
目次
自分で廃車するときにかかる費用相場一覧
廃車にかかる費用は、全て個人で行うか、業者に依頼するかによって違いがあります。
ここでは、車の解体から事務手続きまで、全て個人で行った場合の費用相場を解説します。
解体費用
解体費用の相場は2~3万円ですが、業者によりバラつきがあります。
これは、自治体から認可を受けた解体業者の中には、大手企業から個人経営の作業所までさまざまな事業所があるためです。
また、事業所によっては、個人の廃車を受け付けていないケースもあるため、持ち込む際は事前に確認しましょう。
レッカー代
エンジンが動かない、タイヤがないなど、自走できない廃車は、解体業者まで自分で持ち込まなければいけません。
レッカー代は走行距離や業者により費用が異なるものの、相場は1~2万円程度です。
抹消登録手数料
永久抹消登録自体に事務手数料は発生しませんが、一時抹消手続きでは、事務手数料として350円が必要です。
ただし、抹消登録では下記の添付書類が必要なため、発行する際や、変更処理が必要なときは別途手数料が発生します。
- 印鑑登録証明書:1通300円
- 住民票や戸籍謄本など:1通300円~500円(車検証の住所・氏名が変わっている場合)
- その他変更手続きが必要な場合:350円
*2022年1月3日現在
*自治体により金額が異なることがあります
そのため、抹消手続き費用の相場は1,000円〜2,000円程度です。
リサイクル料
シュレッダーダストやエアバッグ類、フロン類の適正なリサイクルのため、2005年に施行されたリサイクル法により、導入された費用がリサイクル料です。
通常、新車購入時に費用を支払うため、廃車のときに支払いの必要はありません。
ただし、リサイクル法施行前の車を処理する場合などでは、支払いが必要となるケースもあります。
車両により費用が異なるものの、6,000〜18,000円が相場です。
行政書士に書類作成を依頼した場合
抹消登録は必要書類や記載内容が複雑なため、行政書士に書類作成を依頼するケースもあります。
登録代行費用の相場は4,000〜10,000円程度ですが、依頼する行政書士により異なります。
以上のように、個人で廃車手続きをする場合、各業者の相場を理解し、費用のかからない業者を選ばないと、想像以上に廃車代が高額になってしまうケースもあります。
ディーラーや中古買取業者に廃車を依頼する際の相場
個人で廃車するのではなく、ディーラーや中古買取業者に依頼しても、やはり先述した程度の費用が発生します。
ディーラーの場合は、新車購入時の下取りを使えば、無料で処理できるケースもありますが、下取りは自社の車のみとしていることも多いため、事前に確認しましょう。
また、事故車や被災車などは、下取りができないケースもあります。
廃車費用を安く済ませる方法
以上のように、廃車をするには多くの手間とコストがかかります。
次に、廃車を安くすませる方法を解説します。
廃車手続きを使い分ける
廃車手続きには、下記のとおり2つの方法があります。
永久抹消登録:
車の解体を条件とし、二度と乗車しないときに行う手続き。解体料など、さまざまな費用が発生する。
一時抹消登録:
車体は残したまま、一時的に自動車登録を抹消する方法。自動車税の支払いも不要となり、再登録をすることで公道を走れるようになる。
もし、車の解体まではいかないものの、しばらく乗車予定がないなら、一時抹消登録のみ行うのも方法です。
廃車買取業者に依頼する
解体を前提に廃車を考えているなら、廃車買取業者に査定を依頼するのもおすすめです。
廃車買取業者なら、ディーラーや中古買取業者で処理できない、故障車や事故車も無料で引き取ってもらえます。
また、レッカー代や抹消手続き代行も無料で行うことが多く、手間もコストも、自分で廃車するよりもかかりません。
さらに、状態のよい車や、国産車・輸入車問わず人気の車種は、高額で買い取ってもらえる可能性もあるため、廃車を検討しているときは一度査定を依頼するのもおすすめです。もちろん、査定も無料で行っています。
【まとめ】
廃車の手間とコストを抑えたいなら廃車買取業者を活用しよう
個人で廃車するときの相場は20,000〜70,000円と大きな差があります。
理由としては、どの業者に依頼するか、車の状態はどうなっているかによって、費用が異なるためです。
そのため、廃車費用を抑えたいなら、廃車買取業者に査定を依頼し、買い取ってもらうのもおすすめです。廃車費用を抑えるだけでなく買取金額を受け取れる可能性もあります。
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